百日告別をご紹介
本日は中華圏で最も人気なバンド五月天(Mayday)のGuitarist石頭が石錦航(シー・チンハン)として林嘉欣(カリーナ・ラム)とW主演を果たした映画『百日告別』をご紹介したいと思います。
石頭は五月天きっての演技派として知られており、前にご紹介した映画『星空』に出演するだけでなく、2014年には映画『尺蠖』にて主演を務めました。今作は2回目の主演作品となります。
バンドのGuitaristとして完璧な仕事をこなす石頭ですが、俳優としても手を抜かない完璧な演技を見せてくれています。
決して楽しい作品ではなく、重く苦しい内容の映画ではありますが、その分胸に刺さる映画なので、是非チェックしてもらいたいです。
ちなみにこの映画で林嘉欣(カリーナ・ラム)は第52回金馬奨最優秀主演女優賞を受賞しました。
それでは映画の紹介行ってみましょう。
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キャスト
キャスト
石錦航(シー・チンハン)
林嘉欣(カリーナ・ラム)
張書豪(チャン・シューハオ)
李千娜(リー・チエンナ)
蔡亘晏(ツァイ・ガンユエン)
柯佳嬿(アリス・クー)
馬志翔(マー・ジーシアン)
あらすじ
婚約者のレンヨウと自分たちのレストラン開店を夢見るシンミン。妻のシャオウェンと間もなく生まれる子どもを楽しみにしているユーウェイ。
だが、交通事故が運命を大きく変えてしまう。シンミンは婚約者をユーウェイは妻と未だ見ぬ我が子を失ってしまったのだ。人生の羅針盤を失ったかのように立ち尽くす二人。
合同葬儀の場で初めてその存在を知った二人は、出口のない哀しみの迷路から抜け出せずにいた。苦しみの中、ユーウェイはピアノ教師だった妻の生徒たちの家を尋ね歩き、シンミンは新婚旅行をかねて新メニューを探しに行くはずだった沖縄へと旅立つ。
それぞれの旅の行く先に待ち受けていたものとは…。
※Amazonより抜粋
感想
人気バンドのGuitaristの主演映画と言うだけでは説明のつかないほど完成度の高い映画ではないでしょうか。石頭の本業を忘れてしまう程、この映画に魅せられてしまいました。もちろん林嘉欣(カリーナ・ラム)の演技も素晴らしかった。
もし自分が主人公の“ユーウェイ”や“シンミン”での立場であったら、この悲しい別れに対してどう向き合うだろうか、心の傷は時間が癒してくれるのか、自分なら2人のように最後は少しでも前向きな気もちになれるだろうか…など色々な事を考えながら映画を鑑賞。家族であれ恋人であれ、友人であれ、沢山の思い出を共有した相手との別れはテーマとしてはあまりにも重く、見終わった後は何年も時間が経過したような、そんな錯覚さえ覚えました。
でも決して特別なお話しではなく、既にこのような別れを経験している方も沢山いるでしょうし、誰もがこれからこのような別れを経験する可能性もある訳です。それだけ身近な話しとしてこの映画を観ると、より作品の持つ奥深さに気が付けると思います。
冒頭でもお伝えした通り決して楽しい内容の映画ではございませんが、この映画の持つ力を是非皆様にも感じ取っていただけたら幸いです。
それでは本日はこの辺で。