あなたは台湾の音楽と言えばどのようなイメージがありますか?
民族楽器を使った音楽?テレサ・テン?それともよく分からない?もちろん台湾も日本と同じく人気のバンドやアイドルが大活躍しています。しかしその情報は日本には全く届きません。
飛行機で3時間程度で到着できる国なのに、そんなのは全くもってもったいない話しです‼
中国語の曲を聴くのは確かに初めは違和感があるかもしれません。しかし聴いていれば徐々にその魅力に魅了されるはずです。
本日は私がおススメする台湾のアーティストを4組ほどご紹介させていただきます。アナタの中にある新しい扉を開くきっかけになれれば何よりです。
五月天/Mayday
台湾の音楽シーンを語る上で絶対に欠かせない、と言うより欠かす人がいないであろうバンド。それが五月天(Wǔyuètiān)です。
日本で活動する時は英語名であるMaydayを使います。メンバーはVo.阿信(アシン)Gt.怪獸(モンスター)Gt.石頭(ストーン)Ba.瑪莎(マサ)Dr.冠佑(ミン)の5人組。
1997年まだバンド文化が根付く前の台湾にて結成。2012年4月には北京オリンピックの会場として有名になった鳥の巣こと北京国家体育場にて2日間にわたる単独公演を行い、20万枚のチケットは即日完売。
日本でも知る人ぞ知る存在で、日本武道館や大阪城ホールでの単独公演を行い大成功を収めました。
さらにGLAYやflumpoolと親交が深く作品やライブで共演しています。音楽性はロックを中心に珠玉のバラード曲も多く生み出してきました。
その魅力はなんと言ってもVo.阿信(アシン)の歌詞にあります。青春の思い出や人生の苦汁、喜び、そして儚さを歌うその歌詞はどこか日本人の感覚にも近く、多くの歌詞が共感できるはずです。
また他のメンバーの個性も強く特にGt.石頭(ストーン)は俳優としても活躍しており2015年の台湾映画『百日告別』にて妻を交通事故で失い、その後の人生を見失い苦悩する主人公を演じ高い評価を受けました。
五月天の曲の中でも特に人気の高い曲『頑固』です。
頑固に自分を信じ続けると言うメッセージの込められたこの曲。是非YouTubeの字幕機能をONにして最後の最後までMVをご覧ください。誰しも自分と重なる部分が少なからずあるはずです。
五月天に関してはそのうち深堀しようと思うので今日はこの辺で。
五月天に興味を持っていただけた方にお勧めはアルバムはこちらです。現時点での一番新しいオリジナルアルバムとなっております。ロックな曲とバラード曲のバランスが良いです。
愷樂 Butterfly
その見た目からセクシー路線かと思いつつ、なんだが凄く元気で可愛らしいキャラクターの愷樂Butterfly。
台北のCDショップにて所謂ジャケ買いをしてから、この曲が気にいってしまいヘビロテしています。
台湾へ行くと高確率で彼女がTVに出ていてバラエティーや音楽番組の司会をしているのが印象的です。
instagramでは日本で撮影された写真も多く、MVのロケ先も一部日本だったりします。
MP魔幻力量
五月天の後輩バンドであるMP魔幻力量(マジックパワー)
メンバーはVo.廷廷(ティンティン)Vo.嘎嘎(ガーガー)Gt.雷堡(レイボウ)Ba.凱開(カイカイ)Dr.阿翔(アシャン)DJ.鼓鼓(グーグー)の6人。
その魅力はEDMとロックを融合させたサウンドです。日本ではよしもと興行傘下の事務所に所属し活動をしておりましたが、残念ながら相次ぐメンバーの脱退により現状の活動は不明です。
ただこちらのMVでも分るようにサウンドはかなりかっこいいです。先輩の阿信も参加しています。
Popu Lady
Popu Ladyは洪詩(Hongshi)庭萱(Tingxuan)宝児(Baoer)宇珊(Yushan)大元(Dayuan)の5人組アイドルです。
少し前の日本のアイドルを彷彿とさせる楽曲やダンスは好きな人にはハマる要素満載ではないでしょうか。
最近の楽曲ではかなりイメージチェンジをして大人っぽさを前面に打ち出した作品もあり多様な個性を打ち出しています。
全体的にキャッチーな曲が多いイメージでとっつきやすさは抜群です‼
台湾のミュージックシーンは宝の宝庫
さて今回のブログはいかがでしたでしょうか?
日本人にとって中国語の歌というのは本当に馴染みの無い物なのかもしれません。だからと言って聴かないのは勿体ないです。隣国ではこういう音楽があるんだとアンテナを少し広げる事により素敵な出会いがあるかもしませんし、それをきっかけに中国や台湾へ旅行へ行ってみたい‼中国語を習得したい‼など色々な面で自身の興味が広がっていくかもしれませんよ。
いつまでも好奇心は旺盛でいたいですね。
それでは今回はこの辺で。